【TRPG】パラノイアRPGオンラインコンベンション

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PARANOIA-O日本語版騒動まとめ

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PARANOIA-Oの正と負

正:パラノイアが日本に広く知られるきっかけとなった。
負:非公式のパラノイアが周知され、公式ルールを軽視する一部のユーザーを生んだ。

経緯

  1. PARANOIA-O日本語版は身内用としてスタートした
  2. PARANOIA-O(翻訳元の公式容認ファンサイト)は正規の許可を得てつくられた。
  3. PARANOIA-Oには、第二版の公式ルールが多く記載されていた。
  4. PARANOIA-Oを日本語に翻訳したことで普通に遊べるレベルへ。
  5. 身内用だったはずが、多くの人に遊ばれることで問題化
  6. PARANOIA日本語版騒動へ(2015/9頃)
  7. 収束……PARANOIA-Oが事実上遊べなくなる。
  8. PARANOIA-O消失前データの盗用・不正利用によるプレイ

登場するもの

PARANOIA-O
 公式が事実上認めていたパラノイアの非公式ファンサイトに記載されていた。
 2004年まで存在していたがサイトは現在閉鎖している。

PARANOIA-O日本語版
 日本へパラノイアRPGを輸入させるのに成功した立役者。
 一方で公式を軽視する一部のユーザーを生み出す事となる。

ニューゲームズオーダー
 アナログゲームを取り扱っている合同会社
 原著作者から日本版におけるパラノイアの一部著作権を許諾あるいは譲渡されている所
 つまり、翻訳したり、販売したり、場合によっては日本風にアレンジしたり出来る。

PARANOIA-O日本語版が出来るまで

 当時PARANOIA-xpのファンサイトでオンラインリソースで紹介されたもの。
 そのサイト(www.paranoia-rpg.com)を一部翻訳したものがPARANOIA-O日本語版。公式の記述によるとこのリソースはxpをオンセで楽しむためのものだと推察できる。

当コンテンツの原作となるPARANOIAはEric GoldbergおよびGreg Costikyanが権利を所有する著作物および商標です。 Paranoia-OはPARANOIAオンライン向けハウスルールであり、公式エディションではありません。 同作の日本語版への翻訳権は合同会社ニューゲームズオーダー社が取得しており、同社から公式の日本語版が出版されています。http://paranoia.newgamesorder.jp/

Paranoia O 日本語版より引用 (2016/03/10)

 翻訳元となったサイトは2004年ごろまで存在していたファンサイト。このファンサイトはPARANOIA-xp(公式)の巻末に記述されていたところから公式の認める非公式ファンサイトという位置づけだった。

PARANOIA-O日本語版騒動 ※1

 2015年9月1日ごろ:原著作者から訳者沢田氏に連絡
 2015年9月13日ごろ:沢田氏からPARANOIA-O日本語版管理者に連絡
 同日:サイトよりGMセクションの削除、クレジットの削除...収束。

PARANOIA-O日本語版騒動・・・その後と現状

 騒動を受けてGMセクションが削除され、事実上セッションが不可能になった。
しかし、削除前データ盗用・不正利用によりPARANOIA-Oがプレイされている現状。

私が個人的に思うこと

 PARANOIA-Oは確かにPARANOIAを広めた。
一方で、本来のPARANOIAを知るもの少なくなってしまったのかもしれない。

公式ルールを軽視したリプレイ動画の浸透。

 パラノイアトラブルシューターズのシステムでプレイしていると言われている実卓リプレイ動画でさえ、公式ルールブックを軽視したプレイが展開される。
 ここまでくると、ルールを軽視したパラノイアが浸透しても不思議ではない。

GMがルールが独り歩き。誤用・乱用。

 パラノイアにはGMがルールというルールが存在するが、誤解している。
ルールブックを読み込んでおらず、このルールだけが独り歩きし乱用されている。

PARANOIA-Oがパラノイアだと信じ、パラノイアトラブルシューターズと同一視。

 PARANOIA-Oは身内向けのハウスルールです。公式ではありません。

引用・出典

Paranoia O 日本語版

PARANOIA tee-em の作者と歴史 その3 (PARANOIA-O編) ‐ ニコニコ動画:GINZA(※1)